下痢が続く
下痢が続く・繰り返すとき
—— 受診の目安と、考えられる病気
突然のお腹の不調や、なかなか治らない下痢に、不安を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
下痢は誰にでも起こりうる症状ですが、その背景には一時的な体調の乱れから、早期の治療が必要な病気まで、さまざまな原因が隠れています。
このページでは、まず「すぐに病院へ行くべきサイン」を確認できるようにし、その上で原因・考えられる疾患・ご自宅でのケア、そして必要な検査について順を追ってご案内します。
こんな症状があれば
すぐにご相談ください
- 便に血が混じっている/黒っぽい便が出る
- 口の渇き・尿量の減少・ふらつきなど脱水のサインがある
- 水のような下痢が1日に何度も続き、水分が摂れない
- 体重が短期間で減少している
- 38度以上の発熱を伴う下痢が続いている
- 下痢と便秘を繰り返している状態が長く続いている
- 強い腹痛や、押すと痛む箇所がある
どのくらい続いたら受診すべき?
下痢は「続いている期間」によって、考えられる原因や対応が大きく変わります。下記を目安にご検討ください。
| ~3日程度(急性) | 多くは感染性胃腸炎や食べすぎ、冷えなどによる一時的な下痢。水分補給と消化のよい食事で経過観察を。発熱・激しい腹痛・血便を伴う場合は早期受診を。 |
| 2週間以上続く(遷延性) | 感染症が長引いている、薬剤の副作用、食物アレルギー、ストレス性などが疑われます。一度受診し、原因の整理を行うことをおすすめします。 |
| 4週間以上続く(慢性) | 過敏性腸症候群、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)、大腸の腫瘍性病変などが背景にある可能性があります。大腸内視鏡検査による精査が推奨されます。 |
| 下痢と便秘を繰り返す | 過敏性腸症候群(IBS)の典型的なパターンですが、まれに大腸の狭窄を伴う病変が原因のこともあります。一度ご相談ください。 |
なぜ下痢が起こるの?
考えられる原因
下痢の原因は1つではありません。ご自身の生活や体調と照らし合わせながら、思い当たるものがないか確認してみましょう。
- 感染(ウイルス・細菌・寄生虫)
- ノロウイルス・ロタウイルスなどのウイルス性、カンピロバクター・サルモネラ・病原性大腸菌などの細菌性、まれに寄生虫が原因となります。発熱や嘔吐を伴うことが多く、急性に発症するのが特徴です。
- 食べ物・飲み物による刺激
- 脂っこい食事・冷たい飲み物・香辛料・アルコール・カフェインなどの過剰摂取は、腸の働きを乱して下痢を引き起こします。乳糖不耐症のように、特定の食品で繰り返す場合もあります。
- 薬の副作用
- 抗菌薬(抗生物質)、一部の胃薬、抗がん剤、便秘薬の使いすぎなどによって下痢が生じることがあります。新しく薬を飲み始めた後の下痢は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
- ストレス・自律神経の乱れ
- 緊張する場面で下痢になる、出勤・通学前にお腹を下すといった症状は、自律神経の乱れによる「機能性」の下痢が考えられます。過敏性腸症候群(IBS)の代表的なパターンです。
- 腸の病気(炎症・腫瘍など)
- 潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸ポリープ、大腸がんなどが背景にあることもあります。慢性的に続く下痢、血便、体重減少などを伴う場合は、必ず一度精査を受けてください。
- 体の冷え・季節要因
- 夏場の冷房や冷たい飲食物、季節の変わり目の自律神経変動などでも一時的に下痢が起こります。長引かなければ生活の見直しで改善することが多い原因です。
下痢の背景に隠れている可能性のある病気
下記はあくまで代表例です。同じ「下痢」でも、原因によって治療法はまったく異なります。自己判断せず、医療機関での評価が大切です。
気になる症状が
当てはまった方へ
同じ「下痢」でも、必要な検査や治療は人によって異なります。
まずは一度、医師にお話を聞かせてください。
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よくあるご質問
下痢の時、すぐに下痢止めを飲んでもいいですか?
感染性の下痢の場合、下痢止めで原因菌・ウイルスを腸内に留めてしまい、かえって悪化することがあります。原因が不明な段階では、まず医師にご相談ください。
受診の際は便を持っていったほうがよいですか?
受診の際は便を持っていったほうがよいですか?
受診の際は便を持っていったほうがよいですか?
受診の際は便を持っていったほうがよいですか?
子どもの下痢でも受診できますか?
子どもの下痢でも受診できますか?
慢性的な下痢には
大腸内視鏡検査
原因がはっきりしない下痢、血便を伴う下痢、長く続く下痢には、大腸の状態を直接観察できる「大腸カメラ」が最も確実な検査方法です。当院では患者さまの負担に配慮した検査体制を整えています。
当院の大腸内視鏡検査の特徴
- 苦痛を抑えた挿入技術(必要に応じて鎮静剤の使用も可)
- ポリープ発見時はその場で日帰り切除に対応
- 専門医による丁寧な事前説明と検査後フォロー
- Webから検査予約が可能